Loopass
製造業

AI画像解析で目視検査工数を70%削減 — 製造業A社

製造業A社 / 従業員 500 名規模 / 関東圏

AI画像解析で目視検査工数を70%削減 — 製造業A社

Challenge / 課題

目視検査の人的負担と検査基準のばらつき

Approach / 施策

AI画像解析モデルを開発・既存ラインに組み込み

Result / 成果

検査工数を70%削減、不良品見逃し率を1/3に

70%
検査工数削減
1/3
不良品見逃し率
8ヶ月
ROI達成期間

背景・課題

A社の検査ラインでは、製品出荷前の表面欠陥を熟練担当者の目視で確認していました。 熟練度合いによって判定がぶれること、繁忙期には残業が積み上がること、 そして検査結果のフィードバックが翌日以降になることが、現場の主要課題でした。

検査基準書は存在していましたが、欠陥パターンの解釈に個人差があり、 監督者からは「客観的に判断できる仕組みが欲しい」との声が継続的に挙がっていました。

取り組み内容

Step 1. 検査基準の AI 化に向けた整理

PoC に着手する前段で、検査基準書の解像度を上げる作業から始めました。 熟練検査員にインタビューを行い、暗黙知になっていた「迷う基準」を可視化。 ラベル定義書として整備しました。

Step 2. データセットの構築と PoC

過去半年分の検査画像 12,000 枚に、整備したラベル定義を適用してアノテーション。 既存ラインに USB カメラを増設し、PoC 用のミニ推論環境を構築しました。

# PoC スコープ(抜粋)
poc = {
    "目的": "推論精度が業務 KPI 0.6% を上回ることを確認",
    "対象": "外観欠陥 3 カテゴリ",
    "期間": "6 週間",
    "成果物": ["精度レポート", "誤検知ハンドリング設計", "投資判断資料"],
}

PoC 期間内に、目標精度を達成。経営層への報告材料が揃ったタイミングで本開発に進みました。

Step 3. 本番ラインへの統合と運用設計

本番では既設の検査機ハードウェアと連携し、人による最終確認は維持しつつ、 AI による事前スクリーニングを挟む構成にしました。誤検知ハンドリングや モデル劣化監視も同時に運用設計に含めています。

成果

指標導入前導入後
検査工数1.0(基準)0.3(70% 削減)
不良品見逃し率0.6%0.2%
検査結果のフィードバック24〜48 時間即時

結果として、検査専従スタッフは品質改善業務(原因分析・歩留改善検討)へシフト。 人手を減らすのではなく、人手を活かす方向に運用が変わったことが大きな成果です。

体制と期間

  • 期間: 6 ヶ月(PoC 2 ヶ月 + 本開発 4 ヶ月)
  • 体制: A 社側 PM 1 名 / 弊社 PM・ML エンジニア・MLOps エンジニア・QA の 4 名
#画像解析#品質管理#受託開発
現場の負担が劇的に下がり、検査担当者が品質改善業務に時間を使えるようになりました。

情報システム部 部長

製造業A社

Related Service

AIスポットコンサル

AIのプロに、月15万円〜・1ヶ月単位でスポット相談・依頼できるサービス。採用も高額・長期契約も不要で、AI活用の最初の一歩を実務に強いプロと踏み出せます。

サービス詳細を見る →

Get in Touch

まずは気軽にご相談ください

AI導入の検討段階から、PoCで止まっているプロジェクトの再起動まで。 現状の整理からご一緒します。